表記：敦盛

読み：アツモリ

敦盛とは、能の演目のひとつ。

幼くして討ち取られた平敦盛（たいらのあつもり）。
彼の名を関する演目は、世阿弥が作ったとされ、織田信長が好んで舞ったと伝えられています。

作者は、世阿弥。
修羅能（しゅらもの）という種類に分類されています。

あらすじ：

源平合戦の最中、我が子と同じ年齢ほどの幼い敦盛を討ち取ったことに心を痛めた熊谷直実（くまがいなおざね）は、出家し坊主となります。

戦争が終わり、坊主となった直実が、敦盛を討ち取った合戦場跡を訪れると、敦盛の亡霊が生前の美しい姿で現れます。

自分を討ち取った直実に対して、敦盛は……

▲演目『敦盛』より、敦盛の亡霊が舞うシーン。（撮影：森田拾史郎）

▼関連用語
能／世阿弥／修羅能

▼演目について詳しく知りたいならこちら
能の演目・物語

▼次のことば
アド


【あ行】 【か行】 【さ行】 【た行】 【な行】 【は行】 【ま行】 【や行】 【ら行】 【わ行】