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撮影:森田 拾史郎
TEXT:新城 健一

般若(はんにゃ)

二本の角、上下二本ずつの牙を持った鬼の面。

嫉妬や怒りによって、鬼になってしまった女。

しかし、そこには、心ならずも鬼となってしまった奸悪なる自分への悲しみがあります。

その姿を省みる心あるがゆえに、後ろめたさ、恥ずかしさ、悲しさを持つのです。

鬼と化しても恥を知る般若には、なりふり構わずに想いを遂げようとする妄念の塊とは異なり、慎みを知 りながらも情念に振り回されてしまう人間の切なさを感じます。


代表的な使用演目
葵上(あおいのうえ) 道成寺(どうじょうじ) 黒塚(くろづか)
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